お笑いと、酒日記

大好きなお笑いと居酒屋について書いてます

【東北旅行記2】仙台〜松島〜秋田の乳頭温泉

前回はこちら(仙台と定義山へ行きました)

kirisutoki.hatenablog.com



翌日、朝9時に出発して松島へ向かいます。
仙台から30分くらい。

「松島海岸駅」が一番松島に近いそうです。

「仁王丸」という船に乗って行きます。
直前に気づいたのですが、事前予約すると1500円が1000円に安くなるようです!
気づかないと損!です・・・。

時刻表・運賃|松島島巡り観光船【公式】

船は基本1階に乗ります。
お金を追加すると二階や最上階に行けるよう。
我々は大人しく一階で楽しみました。


アナウンスで島を案内してくれます。
面白い形の島がたくさんあります。

↑この島の形が異様過ぎて何度見ても笑ってしまう




帰ってきて松島から駅まで少しブラブラ。
お土産やさんで石ノ森章太郎のグッズも売られていました。


一度仙台駅へ戻り、駅弁を買います。
仙台の駅弁は海鮮弁当や牛タン弁当など種類が豊富。
美味しそうでしたが、胃が疲れていたので、駅構内の道で売っていたおにぎりやさんでおにぎりを購入。


どちらも美味しかったですが、特に焼き味噌が香ばしくて良かったです。


仙台から秋田新幹線田沢湖駅まで向かいます。

地図でみると、こんな長距離移動していたんだな・・・。


盛岡で途中、新幹線が切り離され、我々の車両がただの普通電車になったのが面白かったです。新幹線の形をしていますが、普通にグネグネしたカーブを進むし、スピードもゆっくり。
こんな新幹線が存在したんだな〜。知らなかった・・・。

田沢湖駅につきました。


行先の妙乃湯行きのバスがきましたが、予想より混んでいませんでした。
というかガラガラ。
しかししばらくすると、駅からバスに乗り込む客が次々と。
乳頭温泉目当てのお客さんで満員の一歩手前ぐらいの乗客になりました。

乳頭温泉郷へは1時間ほど。
疲れて眠くてほとんど寝てしまいました。

着くと辺りは雪景色。
温泉宿と道以外は真っ白な山で、本当にひとけがありません。
宿は「妙乃湯」に泊まりました。

taenoyu.com


夫がこの宿を選んだのですが、口コミの評価が良くて、乳頭温泉郷の宿の中で一番文化的だったのがここだそう。
温泉郷には療養用の温泉もあるので(温泉と寝るところしかなく、ご飯は自炊などする、観光用ではない宿)注意が必要です。
乳頭温泉郷を周っている他の旅客の方が「妙乃湯がぶっちぎりで良かった」とおっしゃっていました。

その評判の通り、入った瞬間から全てがオシャレで、ほっと一息つけると同時に、美しさに心が癒されます。



特にランプのこだわりがすごく、沢山のランプが飾られているのですが、どれも趣向が違っていて、しかしどれもとんでもなく可愛い&美しい。
自宅にも欲しい・・・高いんだろうけど。

一体こんな可愛い装飾品をどこで買い付けているのだろう?と思っていたのですが、経営している女将さんが元々、東京でインテリアデザイナーをやっていた方だそうです。

バリバリに仕事をしていたようで、病気になる前は「仕事ができない人は駄目な人だ」と思ってたとか…。怖いよ…。

 

宿に、この女将さんがインタビューされた本が置いてあり、読んで知りました(笑)。

病気をきっかけに実家が経営する宿に戻り、「都会の女性がホッとできるような旅館」を目指して改修したようです。

 

寒くないように、椅子には毛皮の毛布が掛けられ、部屋にはアロマが焚かれて常に良い匂いが漂っています。

 

洗面所も可愛らしい装飾とともに、少しお高めな櫛や歯ブラシなどのセットが揃っています。

 

使われているランプがそれぞれ違う趣向で可愛いものばかりで、見ていて飽きません。こだわりが感じられます。

 

お高いだろうけど、自分の家にも欲しい!可愛い。

↑箪笥を開けたら女将さんが取材された本が入っていました。なぜこのような旅館になったのか経緯が書かれていて、興味深かったです。働き者で豪快な人という印象を受けた。

 

 

温泉は、銀の湯(単純泉)と、金の湯(硫酸鉄)の2種類があり、また混浴風呂と貸切風呂がありました。

 

混浴風呂からの眺めは最高!

妙乃湯|乳頭温泉郷

※画像はこちらのサイトからお借りしました。

まさにこんな感じの雪景色!雪の中で温泉に温まれます。温泉に入る直前は外気が寒くて足が痛くなるほど!

とても壮観で、この風呂に浸かるために長時間の旅程をこなしたと思えます。

 

雪がひっきりなしに降ってくるので、簑笠を頭につけたりします。

 

20時で女湯と男湯が入れ替わるので、夕飯前と後で2回入り、どちらの風呂も楽しめました。風呂の構成が全く違うので、2つとも入っといた方がより楽しめます!

 

 

夕食。

夕食は可愛らしい食器に載せられて出されます。

食器やカトラリーがいちいち可愛くて見るだけでも楽しめます。

 

 

料理はどれも美味しかったですが、一番美味しかったのはというと、意外と!「寒締めほうれん草」だったりします!(笑)

 

見た目はただのほうれん草おひたしなんですが、食べると葉っぱが甘くて分厚くて、味も濃くてとても美味しいんですよ!!(笑)

 

あとこちらでは見ないようなきのこが入ったきのこ汁も、香り高くて美味しかったです。

 

素材の味が勝っていましたね。

 

ひろっこと、みずの実は全く知らない山菜でしたが、これも美味しかったです。帰りに駅前のお土産屋で買おうとしましたが売り切れでした…(泣)

 

山椒も名物なのか、味付けに山椒が入っていることが多かったです。黒山椒と書いていましたが、普通の山椒とは違うんでしょうか?香りが良くて食欲をそそりました。

自家製できちゃう黒七味 レシピ・作り方 by 嵯峨 恭也|楽天レシピ

↑黒山椒、調べたら、京都のもので「黒七味」とも呼ばれているようです(?)
七味を炙って、普通の七味とはまた違った香りと風合いを出すようです。

 

夕食の後も貸し切り風呂に入り、風呂を満喫します。

混浴風呂は大勢の人で賑わっているようだったので、早めに入っていて正解でした。



朝ごはん。

 

 

ご飯を食べ終えたら、バスまで1時間ほどあったので、またお風呂に。

朝の景色もまた違って見えて面白かったです。

ポカポカあったまるので外に出ても全然寒くない。

 

そういえば周りは雪深かったのに宿で一度も寒いと感じませんでした。

あれは宿のサービスが行き届いていたのか、宿の防寒設備がすごいのか・・・

関東にいる時の方がしょっちゅう寒い気がする。

雪が積もっていると逆に暖かいのだろうか?

 

 

バスが来たので他の旅行客と共に乗り込みます。

妙乃湯のスタッフさん達が出口で手を振ってお見送りしてくれます。

また来たいなぁ。宿には1日もいなかったのにとても充実していて楽しかったです。

 

1時間ほどかけてまたバスで下山。

昨日の夜から雪が降り始め、一面銀世界。

ほぼ雪で元々何があったのかわかりませんが、スキー場や体験施設みたいなのが所々あるみたいです。

 

田沢湖駅前に到着。

周りにお土産屋さんが何軒かあるので見回ります。

駅前の真正面にあるお土産屋さん「田沢湖市」が地元のお土産以外にも地酒や蜂蜜など豊富に揃えていたのでそこで沢山購入。

日本酒、いぶりがっこ、椎茸(かなり安い!)、りんご(安いしジューシーで甘くてとても美味しかった!)、フキ味噌、などなど・・・大量に購入しました。

 

 

駅弁をキオスクで買おうとしたら、な、なんと!

お昼休みに入ってしまい、閉店していました・・・。

お昼休憩という概念があるのか・・・!とても良いことだけど、食べ物もろもろ買おうとしてたからめちゃショックでした・・・。

↑資料館も併設されており、噂の温泉むすめも見ることができる。割りとかわいい。

 

また、駅の二階には田沢湖周辺の情報、それと韓国ドラマの「アイリス」のロケ情報などが飾られていて、アイリスはちょっと見たくなりました。秋田が舞台なのに、SFチックだし・・・。どんなドラマなんだ・・・?!

 

昼ごはんは駅前にある「駅前食堂」という、そのまんまの食堂へ行きました。

他にもパスタ屋さんもありましたが、稲庭うどんが食べれそうだったので、ここで。

「もつ煮込み」がオススメらしいです。救急救命士を目指していた息子さんが、食堂を切り盛りしていたお母さんを心配して、地元に戻り、店を継いだそうです。

調理師免許を取り、夜な夜な料理研究をして、作ったのが「もつ煮込み」。

 

夫が頼んで食べているのを少し食べさせてもらいましたが、もつが柔らかく、味が濃いので、単品で食べるというよりご飯ととても合う。卵かけご飯と一緒に食べるのがオススメだそうで、確かに合う!美味しいです。

稲庭うどんともつ煮込みが合わさった定食があれば良いのにな〜と思いましたが、味が合わないのかなぁ。

↑私は稲庭うどんを食べた。

 

 

新幹線に乗り、そのまま東京駅へ。

 

帰宅!お疲れ様でした。

 

↑後日夕飯でお土産を諸々食しました。

 

三角揚げはやっぱりお店で食べるのが一番美味しいのと、いぶりがっこの香りがすごく良くて無くなったらまた買いたいと思いました。

 

りんごがそこら辺のスーパーで売ってるものより数倍甘くて美味しかった。