今年の正月はとにかく暇で、
父親と地元の映画館でスターウォーズ観てきた。
ワタシは前回の、「フォースの覚醒」でスターウォーズを初めて見て、
そこからハマったクチで、
旧3部作はDVDボックスを買って、何度も観た。
(新3部作の方は、観てしまうと物語が終わってしまうのが怖くて、
いまだ第1作しか見ていないというグズな見方をしている。)
正直、観終わった後の感想としては・・・
「めちゃめちゃ面白かった!!!」。
興味を引くキャラも出てきたし、
裏切るストーリー展開で、結構熱くなるバトルシーンもあり、
ちょっと長くて途中ダレそうになったけど
それでも終わった後は熱に浮かされたようになった。物語に入り込んでしまった。
今回「最後のジェダイ」を見た感想を、箇条書きで書いていくよ。
(以下、ネタバレやで~~)
・レイア姫がいる!!
キャリー・フィッシャーが亡くなってしまったから、
レイア姫がどこまで出演できるのか、そこも地味に気がかりだった。
正直、最初の操縦席での爆発でレイア姫がすぐ死んで退場するのかと思っていた。
しかし、予想とは反し、
いきなりフォースを使い始め、
無理やり船内に戻り、
重体から復帰し、
ダメロンを撃つ、
そんで結局最後まで出演していた。
よかった~変な退場にはなってなかった~。
レイア姫がそれほどまで愛されていたから、最後まで出続けていたのかもしれないね。
・ポー・ダメロンがダメ過ぎじゃない??
ポー・ダメロンって、そんな目立つキャラなのか?
それともそういうキャラにしたいのか?
時々スターウォーズ関連のニュースを見ていると、
ダメロンは、次の「ハン・ソロ」ポジションのようだ・・。
だけど、ハン・ソロのように一匹狼のかっこいい男でも無いし、
ハン・ソロのように頼れる男でも無いし、
ハン・ソロのようにやることなすこと成功しないし・・つーか絶対失敗してるし・・
唯一かっこよかったのは、最後、フィンとローズが大砲に突っ込むときに失敗して、
ダメロンが「伏せろー!」みたいなこと言いながら、地面のくぼみに滑り込んだところかな・・・。あそこだけかっこよかった。
正直、ハン・ソロが出てくると、テンションめっちゃ上がるんだけど、
ポー・ダメロンは興味なさ過ぎて、出てくる度に「コイツ邪魔だよ・・」って思ってたよね・・。ポー・ダメロンはダメダメだロン・・・。
・DJかっこ良過ぎだロン!!!
途中、ローズとフィンの前に現れた、コソ泥のDJ。
名前の由来は「Don’t Join」(関わるな)だそう。
コイツ、超かっけーーー。
まず、登場シーンが「やれやれ・・お喋りがうるさくて起きちまったぜ・・」みたいな
ちょっと凄い奴出てきましたよっていう感じの登場の仕方。かっけー。
そんで、紙を口で破って?、鍵を開けちゃうし。
今まで鍵破りとかコソ泥とかの能力一本で一人で生き抜いてきた感もあって、
ハン・ソロっぽくてカッコいい。
そんな強ぇー奴なのに、
どもってる
っていうところが、
物語性を感じてすごくかっこいいんですよ!!!!
わかります?この萌えポイント・・・!!!
こんな強いやつなのにどもってるって、
生い立ちがすごく孤独で、心理的な面からどもっちゃってるのかなあとか、
はたまた孤児院とか学校とかでいじめられっ子だったのかなあ、とか、思いを馳せてしまう。
こんなひ弱なかよわい子だったのに、今は
こんな立派なコソ泥になって!!!!!!
わたしゃ嬉しいよ!!!!!
みたいな気持ちになりますよね。うんうん。
(正直、あのまま仲間になってほしかったのに、まさか本当に裏切るとはなあ~~。
ここもディズニー制作っぽい感じがする。ルーカスだったらもっとこのキャラ生かしてそう。)
・ルークが悪者じゃった!!!!
何回か、「熱い展開」っていうのが、この映画にはあったんですが、
その中のひとつは、「実はルークが、レンを悪落ちさせた発端だった」というところでしたね。
最初はレンが勝手に悪落ちしてた設定だったけど、
ルークが悪者だった・・・んで、それが分かって、レイがルークと対峙して戦うところ。
あの好青年のルークが・・!正義のルークが!自分の情けなさのために悪者になってしまっていたとは!!
なんとも言葉で言い表せないんですけど、すごく熱くなりましたね。
この、簡単にルークをこういうキャラクターにさせてしまったのが、ディズニー制作っぽいというか。
どこまでディズニーが入り込んだのか分からないけど、ルーカスならもっとルークをかっこよく描いたような気がする。でもこんなかっこ悪いルーク大好きだぜ!
(ルークって昔から随所随所で変顔する癖があると思うんですけど、
今回は、レンを殺そうとした場面でめっちゃ変顔してましたね・・。)
・中心人物のキャラクターが薄い??
なんつーか・・全体を通して、キャラクター多すぎな気がした・・。
ワンピースのルフィ周りのキャラクターが多くなってきて、
バトルシーンが薄くなってるあの感じを思い出したよ・・。
どうでもいいキャラに焦点を当てすぎな気がする。
ローズとかダメロンとかね・・制作側はそっちがお気に入りっぽいけど、
観てる側としては、ルークとレイとレンとフィンぐらいしか興味がない・・。
(正直フィンにもそこまで興味無いけど・・)
あと、見てて、レンはやりたいこととか気持ちとかよくわかるけど、
レイとかフィンって、何を考えて、何をしたいのか正直わからない・・。
ストーリー主体の、空虚な操り人形になっている感が、観ていて感じられた。
焦点がバラバラすぎて、それもあって冗長に感じたんだよね。
レイとレン
レイとルーク
フィンとローズ
それぞれ丁寧に描きすぎなんだよね・・。
観てる側からしたら、どうでもいいんですよ・・。
正直レイとルークが一番観たかったんですよ。
どうでもいいところで場面転換してほしくなかったんですよ。
そこらへんかなあ、ディズニーで不満なところは・・。
作者が勝手にあるキャラを気に入っちゃって、
漫画でそいつばっかり出してきちゃう現象に似てる。
(羽海野チカが島田開八段がお気に入りで、最初ちょい役だったのに随所にやたら出てくる・・みたいなあの現象。観てる側からしたらどうでも良い人を出し過ぎてるからやめてほしい現象。)
・最後、ルーク死んじゃったの??!!!の衝撃
やっと戦いが終わったら、間髪入れずに雪山で再び帝国と戦う展開。
あそこは「え・・・?また戦うの?もういいよ~疲れたよ~次回作に持ち越そうよ~」って、館内の殆どの人が思ったのではないかと思う。
そんで、フィンのよくわからない作戦で、ローズが瀕死に。
(あの大砲に突っ込む作戦はなんだったの?
「まだ間に合う」って、何に間に合うつもりだったの?
普通に死にに行ってたようにしか見えなかったけど・・。)
そんで、いきなりルークが登場。
いきなりすぎじゃない???!!!!
マシンガンで撃たれまくっても無傷のルーク。さすが!!
と、思っていたら、
実はそのルークはフォースかなんかで遠隔で作られていた幻想で
レイとの戦いが終わったら、遠隔で操作していたルークは倒れ、
いきなり心臓発作みたいになり?
岩の上に座ったかと思うと、
消えた・・・!!!!
ワシ「え・・・?消えたんスか・・?」
レイ「ルークが亡くなりました。」
ワシ「え??!!!!?あれで亡くなったんかい!!!!!
どーいうことなんやで!??!!」
最後の最後でルークが死んでしまったことに動揺を隠せず
呆然とエンディングを見て、呆然と映画館を出て、呆然とお土産を買いましたわ。
(めっちゃ足取りしっかりしてる~~~)
父親と帰りに、なんでルークは死んだのか論争をしたんですが、
開始30秒ぐらいで「体力を使いすぎた」という結論に達しました。
次世代に引き継ぐ、みたいなテーマがあるのか(あと出演者も高齢になってきたし?)
旧世代のキャラクターがあっけなくどんどん死んでいくね・・。
ちょっと、いや、かなり悲しい。
だって、今回ルークが仲間に加わったことで、次回作でもっとルークが活躍したり、師匠然として出てくるのかと期待してたから。
単にレンの悪落ちの元凶ってのが発覚して、すぐに死んじゃうって。
もっとルークを深堀してほしかったよ。色々見たかった・・・。
・特攻隊多くない?
あと全体通じて思ったのが、「作戦が全体的に力技じゃね?」ってところ。
ダメロンとか、女司令官とか、フィンとか、
みんなただ捨て身で突っ込んでね???
前のスターウォーズってもっと作戦練ってた気がするけどなあ・・。
燃料とか人数少なかったにしても、それにしてももう少し頭使って良い作戦できたはず・・。
だって、エピソード6だと、人数いなかったのに、原住民と協力して帝国軍倒してたよ?
そういう戦い方出来なかったのかなあ。
鍵破りのDJ出てきて、鍵破ってきた時も、「R2-D2かBB-8なら普通に破れんじゃね?」って思ったし・・。(あの時はR2-D2いなかったからしょうがないけど。)
なんか、あらゆる作戦の粗がすごかった気がする。
・・・と、思ったところは大体こんなところでした。
twitterで見てても、みんな「長い」という感想は言っている感じですね。
あと、「フォースの覚醒」に比べて、TL上ではあんまり盛り上がってない印象・・。
みんな見てんのかなあ。
次回作は大分月日が流れるのかな。どうなるのか楽しみ。