私は印刷会社勤務なので、
印刷物を作った際には「検版」というものを必ず行う。
作成物を作成・修正した際に、修正以外の関係無い部分を触って、
ズレやミスを発生させないために、
修正前と、修正後の作成物を重ねてパラパラ漫画のようにぱたぱたさせ、
予期しない個所が動いていないか目視で確認する。
これが検版である。
んで、昔はこうやって手動でパタパタさせて検版していたんだけど、
今は修正前と修正後のPDFをあるソフトに入れると、
いじっている個所を検知して、可視化させてくれる便利なソフトウェアがあるのだ。
そのソフトに入れる際には、古いファイルと新しいファイルの末尾に
それぞれ「~1」「~2」を付加しなくてはいけないんだが、
たとえば、PDFが複数にまたがっていた場合、
このソフトウェアは複数ページを同時に検版出来ない仕様なので
PDFを1ページごとに分割し、それぞれに~1、~2をつけていかなきゃいけない。
これが面倒くさい。
なので検版用のバッチファイルを作った。
for %%i in (*.pdf) do ren %%i %%~ni~1%%~xi
exit
カレントディレクトリに、上記のコマンドを記述したバッチファイルを置いといて、実行するだけ。(拡張子は.bat)
そうすると、
%%i →ここにカレントディレクトリ上にあるpdfファイルのファイル名が入る
ren %%i %%~ni~1%%~xi
→ここで各ファイルの末尾にリネームする処理を実行している
●参考URLはこれ
これによると、
*=n ⇒ファイル名のみ
*=x ⇒拡張子のみ
ってことで、%%~ni~1%%~xi は「ファイル名~1拡張子」を記述している。
「~2」にしたい時は「~1」を「~2」に変えれば良い。
う~ん。勉強になった。
バッチファイルは地味に面白いよな。日常で使えるし。
ちょくちょく勉強しようぞ。